第10期全国人民代表大会(全人代)が5日午前9時に開幕し、国務院の温家宝総理が政府活動報告を行った。
温総理は「2006年は『第11次五カ年計画』の第1年にあたり、改革・発展・安定に向けた任務はとても重い」と述べた。
政府活動報告では、2006年の国民経済や社会の発展について、さまざまな要素を総合した上で、▽国内総生産(GDP)約8%増▽単位GDP当たりのエネルギー消費約4%削減▽消費者物価の上昇率3%以内▽都市部の新規雇用900万人▽都市部の失業率4.6%以内▽国際収支の均衡――という目標を打ち出した。
温総理は、今年の政府活動において踏まえるべき原則として「政策を安定させ、適度に微調整する」「大局をつかみ、重点を抑える」「個々に配慮した全体計画に努め、民生に注目する」「現状に立脚しつつ、長期的な視点を持つ」の4点を挙げた。
「人民網日本語版」2006年3月5日