新疆生産建設兵団商務局筋によると、現在、新疆ウイグル自治区のトマト製品は131ヵ国・地域に輸出されており、輸出総量は全国の総量の90%にも達している。
関係筋によると、世界的範囲において加工されたトマトの総量は年間330万トンで、主に五つの地域に集中している。つまり、ヨーロッパ、北アメリカ、トルコ・中央アジア・中央アフリカがそれぞれ30%、30%、15-20%を占めているが、中国のトマトの生産量は世界生産総量の15%であり、南アフリカ、チリ、アルゼンチン、ブラジルはそれぞれ8%を占めている。
関係筋によると、中国のトマト栽培業は10数年の発展を経て、すでに「栽培と品種の改善」の段階に入っている。しかし、加工、管理などさまざまな要因により、世界の一流レベルとはまだギャップがある。特にグリーン指標や品種改良分野での立ち遅れは、中国のトマト製品加工業の発展を妨げることになっている。国際市場において、トマト製品の質の安定は公認の主要な指標であるが、中国はまだこの発展のスタートおよび初期の段階にある。
新疆におけるトマトの大規模栽培は1999から始まり、新疆のトマトに含まれる栄養素は国際平均レベルを大幅に上回っており、人件費もコストも安いので、新疆のトマトソース輸出にはかなりの強みがある。2005年から、新疆のトマト加工業は一歩一歩集約化、規模化に向かって発展している。
当面、新疆屯河トマト製品有限会社、中基トマト製品有限会社のトマト製品は全国の生産総量の80%に達し、年間の輸出額は1億ドルで、アジアでトップとなっている。
「チャイナネット」 2006年3月6日