3月10日午後3時、第10期全国人民代表大会第4回会議は人民大会堂のプレスホールで記者会見を催し、科学技術部の徐冠華部長、国家発展改革委員会の張暁強副主任、教育部の趙沁平副部長、財政部の張少春部長補佐が我が国の革新型国家の構築について内外記者の質問に答えた。
趙副部長、革新型国家づくりには大学が重要な役割を果す
教育部の趙沁平副部長は記者会見の席で次のように述べた。
外国の経験と我が国の数十年らいの実践から見れば、大学は革新型国家づくりにおいて役割を果すべきであり、しかも重要な役割を果すに違いない。
大学の革新型国家づくりにおける役割は主に以下の三つの方面である。
一、 革新型国家、国の革新システム、小康(ややゆとりのある)社会の構築に人材面のサポートを提供する。基礎教育および各段階の教育において資質教育を全面的に実施し、職業教育に力を入れ、さまざまな業種のために人材を養成する。
二、 大学の優位性を発揮し、革新システムづくりにおいてユニークな役割を果す。具体的には、学校の人材育成と科学技術による革新の活動と結びつけ、基礎研究と国が目標とする戦略的ハイテク研究を推進し、自由な模索研究とリーダー・プラス・グループによる研究をも奨励し、知識革新体系の主力のひとつとなる。企業を主体とし、産学結合の技術革新において基盤と下支えの役割を果す。
三、 文化の革新と建設において革新と革新人材の養成にプラスとなる環境を創り出し、大学と社会の文化の建設を推進する。国の中・長期科学技術発展計画は、国の革新体系づくりにおける大学の役割を高度に重視し、大きな期待をかけている。大学はこれらの目標の実現に貢献しなければならない。
「チャイナネット」2006/03/10
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