全人代常務委、1年で18法案を可決 呉委員長報告

第10期全国人民代表大会(全人代)第4回会議は9日、北京の人民大会堂で第2回総会を開催し、全人代常務委員会の活動報告の聞き取りと審議を行った。

活動報告は呉邦国・全人代常務委員長により行われた。呉委員長は報告の中で次のように述べた。

2005年は人民代表大会の制度構築と各種活動が重大な進展を遂げた年だ。

全人代と全人代常務委は過去1年間、法律や法解釈、法律関連問題の決定の草案25件を審議し、うち18件を可決して、中国の特色ある社会主義に基づく法律システムの基本的形成という目標に向けて、重要なステップを踏み出した。

監督活動について、全人代常務委は6つの法律の実施状況をチェックしたほか、国務院、最高人民法院(最高裁判所)、最高人民検察院からの特定活動報告10件の聞き取りと審議を行った。これにより、法律の効果的な実施を促し、関連国家機関の法律に基づく職権行使を支持かつ促進し、人民の合法的権利を的確に守った。

今年は、2006年の全人代常務委の全体的な活動任務に基づき、次の3つの活動を重点的に進める必要がある。

(1)全人代の代表としての役割発揮と常務委の制度構築の強化を引き続き重点に据え、人民代表大会制度の堅持と改善に努める。

(2)経済・社会の発展の全局にかかわる重要な法律や、法体系の支柱となる重要な法律の整備を引き続き重点に据え、立法活動のレベルアップに努める。

(3)改革・発展・安定に関係する重大な問題や、人々の関心の高い目立った問題を引き続き重点に据え、監督活動を的確に実行する。

「人民網日本語版」2006年3月10日


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