中国のエイズ孤児を援助するプロジェクトが29日、正式に立ち上げられた。同事業は、中国青少年発展基金会と、世界企業500社(フォーチュン誌選定)の1つであるオランダの物流会社TNTが提携して行うもの。TNT社は、同基金会がエイズ孤児のために設置する特別公益基金に、300万元を寄付する。資金は孤児たちが小学校・中学校を卒業できるよう、学費や生活費の援助を提供する。今後5年間で、少なくとも600人の孤児たちがこの基金から資金援助を受けられるという。現在、中国のエイズ孤児は約7万6千人に上るとされる。
「人民網日本語版」2006年3月30日