中国人民銀行（中央銀行）と中国銀行業監督管理委員会、国家外貨管理局は17日、国務院の承認を経て、商業銀行による海外資産運用サービスに関する管理暫定弁法（暫時規則）を、合同で発表した。即日施行される。新規則により、国内の個人や団体は、国内商業銀行を通じて海外の金融商品に投資できるようになる。新華社の情報として、北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。　

国内の個人や団体にとって、新規則により資金運用の方法が広がり、国内外2つの市場を十分に活用して、収益率の向上、金融リスクの分散、資産価値の維持・上昇を図ることができる。国内金融機関にとっては、リスク管理意識の向上にプラスとなる。国内の個人や団体に外貨建て資産の所有、海外投資への参加を認めることは、国際収支バランスの向上にも役立つ。また、中国の金融のさらなる対外開放や、資本項目における人民元・外貨の交換の規制緩和に向けた、重要な一歩となる。

「人民網日本語版」2006年４月18日