北京五輪組織委員会筋によると、同委員会と関連機構の共催の専門作業グループは5月に、チョモランマでの実地視察をおこない、チョモランマ登頂、テレビ中継、低温の中で聖火が安定的に燃焼させるなどの課題について検討することになっている。
同筋によると、北京五輪のトーチリレーは2005年5月から始動する予定である。2月にトリノ冬季五輪の期間に開催した執行委員会で、IOCは北京五輪のトーチリレー案を認めた。
この案によると、2008年3月に2008年北京五輪の聖火採取式はギリシアのオリンピアで催される予定である。そのあとで五輪トーチのリレーが始まり、世界五大陸の28都市および中国のすべての省、自治区、直轄市を経由し、世界最高峰のチョモランマ峰に到着。全コースは140余日かかるもので、15000人のランナーはリレーに参加する。最後に2008年8月8日に北京五輪開幕式のメインスタジアムでメイントーチに点火することになっている。
北京五輪組織委員会は同委員会の法律事務部および美富弁護士事務所の協力のもとで、トーチリレーが経由する都市の所在国・地域のオリンピック委員会に宛てる書簡および協力の原則を起草し、すでにIOCの認可を得たうえで郵送しており、4月30日までに回答が届くことになっている。
また、北京五輪組織委員会は中国の各省、自治区、直轄市に対するトーリリレーの指導マニュアルを起草し、まもなく国内で行われるトーチリレーについての作業会議を開く。各省、自治区、直轄市はトーチの経由期間にもとづいて、具体的な経由都市・地域を含む提案のリストを北京五輪組織委員会に提出することになっている。
「チャイナネット」 2006年4月21日