アメリカを公式訪問中の胡錦濤国家主席は20日夜ワシントンで、アメリカの友好団体に対しの中米間の建設的協力関係を推進しようというテーマの講演で、その実現のため六つの提案を行った。
胡錦濤主席はこの講演で、「中国は平和発展の道をゆるぎなく歩んでいく。中国にとって最も急務で、最も現実的な任務は、経済の発展と国民生活の改善に集中することである。中国は平和な国際環境を最も必要としている」と述べた。
胡錦濤主席はまた、「互恵協力は中米両国の正しい選択である。両国は戦略的見解と互恵による共栄という時代の構想を基に、中米関係を処理し、両国関係が建設的協力という正しい軌道に沿っての安定した発展を確保しなくてはならない」とした上で、長期的に安定した中米間の建設的関係を構築すること、経済協力と貿易の基盤を強固なものにし拡大していくこと、中米間の三つの共同コミュニケを踏まえ台湾問題を適切に処理すること、重要な国際問題と地域問題での疎通と協調を強化すること、両国国民の友好交流を絶えず強めること、そして互いの相違点を正しく見て取り処理することの六つの提案を行った。
「CRI」より2006/04/21