数字から2001年の中国を見る

9万億元 権威筋の初歩的な予測によると、中国の国内総生産(GDP)は2001年に初めて9兆元の大台を突破し、9兆5800億余元に達した。現在、中国の経済総量は世界6位にランクされ、国際競争力はいちだんと向上した。

1兆4000億元 国の財力が日ましに強くなっている。2001年の中国の税収増加額は2000億元を突破した。付加価値税、消費税は900億元伸び、1994年いらいの未曾有の超高速の増加となった。全国の財政収入は2割余り増の1兆4000億元を超えた。

2000億j 経済権威筋の統計によると、中国の外貨準備高のもつ力は日増しに強くなっている。2001年の外貨準備高は初めて2000億jを突破した。

4億5000余万d 経済権威筋の統計によると、農業はひどい災害に遭ったが、食糧生産量は依然として4億5000余万dに達し、国の食糧備蓄は日増しに増加している。

7兆元 国の経済の発展に伴って、都市・農村部住民の収入が増え、生活は大いに改善された。2001年の全国の都市部住民の一人当たり所得は2000年より1.8ポイント向上して8.2%増えた。農民の一人当たり純収入は1.9ポイント向上して4%増えた。都市・農村部住民の預金残高は初めて7兆元を突破し、2001年の初めより8000億元以上増えた。

2兆元 国は長期建設国債を1500億元発行し、青蔵(青海=チベット)鉄道、西部地区の天然ガスの東部地区への輸送、西部地区の電力の東部地区への供給など西部大開発の重要プロジェクトを始動させた。2001年の固定資産投資額は2兆元を上回り、伸び幅は16%を超え、2000年より5ポイント高くなった。不動産開発への投資は超高速な伸びを示し、その幅は約30%となった。

70億j 2001年は依然として外国からの投資のピークの年であり、毎日、1億jの外資が中国に進出している。世界経済が不況のさなかにあるが、中国経済の見通しは明るく、数多くの外国投資家を引き付けている。2001年の外国からの直接投資額は470億jとなる見込みである。

200万台 2001年の自動車販売量は16%増の200万台を超えた。これはここ数年以来、伸び率が最も大きな年であった。乗用車とミニ・カーは自動車産業の主役となり、占める比率が60%に達したことと乗用車とミニ・カーの購入者の中で個人消費者が多数を占めていたことはとくに注目されるべきである。北京市の新規増加台数の中では、個人消費者が80%を占めた。北京市の亜運村(アジア競技大会選手村)自動車取引市場では、これまで公用車としてよく購入されていた「紅旗」乗用車は2001年の個人購入量が初めて50%を上回った。

2000余万ムー(133万fに相当する) 2001年には、全国の食糧作付面積が大幅に調整され、減少したため、食糧生産量は下落したが、良質専用小麦作付面積は133余万fに拡大され、良質早稲作付面積の比率は50%以上に達した。

20%から1.3倍に マイクロウェーブ通信設備、光通信設備、プログラム自動交換機、移動電話、コンピュータなど電子・通信設備製品の生産量は20%から1.3倍に増えた。

8500万d 2001年の経済収益の改善は従来難問が山積していると見られていた石炭業界が一気に赤字を黒字に変えたことに著しく現れている。石炭の輸出量は8500万d以上に達する見込みで、前年より2700万d増え、中国の石炭輸出史上の最高を記録した。

4000億元 統計データが示しているように、2001年の工業経済利益は2000年の大幅な上昇を踏まえて引き続きかなり高い伸びを保った。一定規模を有する工業企業の利潤額は4000億元以上に達し、伸び率は約7%となった。

1万465元 浙江省統計局公表の統計データによると、同省の2001年の都市部住民の一人当たり可処分所得は1万元の大台を突破し、1万465元に達し、前年より実質13.3%増となった。

328万 地方から北京に1日以上居住する人口は328万1000人で、1997年より42.8%増えた。これらの人たちは全国の各省・直轄市からきたもので、上位3位にランクされた省は河北省、河南省、安徽省である。

82社 上海市税務機関提供の統計データによると、昨年末現在、上海市の私営企業は17万6000社余りに達し、前年より27.6%増え、そのうち、登録資本が1億元を超える私営企業は82社で、前年の約2倍に増えた。

500機 中国国際航空公司は今年、春節(旧正月)の旅客輸送期間に、定期便とチャーター機を延べ500機も増やすことになった。40日間にわたる旧正月をはさんでの旅客輸送期間に、同公司は国際と国内の定期便を9000便余り運行させ、そのうち、正常の国内便は7085便、国際便は1505便で、増加する定期便とチャーター機は約500機となる見込み。

285万8000人 北京市観光局公表の統計データによると、2001年に北京市が受け入れた外国観光客は285万8000人に達し、同期より1.31%増え、観光による外貨収入は29億5000万jで、同期より6.5%増えた。年間に受け入れたその他の省・直轄市からの観光客は7462万人で、同期より10.7%増え、観光収入は832億元で、同期より30%増えた。

149億3000万元 2001年の中国のスポーツくじの発売額は149億3000万元に達し、年の初めに打ち出された120億元の発売計画を超過達成し、2000年より65%増えた。

13億余元 国の関係部門の認可を経て、北京、広東、江蘇など12の試行都市・直轄市は昨年10月22日から、サッカーくじを9回も発売し、売上額は13億3462万元に達した。

「チャイナネット」2002/01/30