我が国は水不足が深刻な国である。淡水資源総量は2兆8000億立方㍍で、世界の水資源の6%を占め、ブラジル、ロシア、カナダに次いで世界で4位となっているが、一人当たりの水資源保有量はわずか2200立方㍍で、世界平均の四分の一、アメリカの五分の一、世界で121位にあり、一人当たり水資源の最も乏しい13の国の一つとなっている。
水不足がピークとなる時期は2030年あたりと見られており、その時人口は16億人に達し、一人当たりの水資源は1760立方㍍ということになり、国連関係部門が認定した中程度の水不足国に仲間入りすることになる。
統計データによると、2005下半期までのところ、全国の都市部の用水の不足分は60億立方㍍となっている。全国の660余の都市のうちの400以上が程度の差こそあれ水不足の状態にあり、そのうちの136都市は深刻な水不足の状態にある。そればかりか50%の都市の地下水は程度の差こそあれ、汚染されており、一部都市は水資源の危機にさらされている。
都市公用事業の市場化の発展につれて、水に関係する市場は海外投資のホットスポットとなっている。我が国の水市場はかなりながい期間で15%の伸び率を維持する、と関係部門は予測している。
「チャイナネット」2006/05/11