農業部新聞弁公室は24日、青海省果洛蔵族自治州と西蔵(チベット)自治区の那曲地区で、渡り鳥が死んでいるのがこのほど相次いで確認されたと発表した。発生地は共に、以前鳥インフルエンザに感染した渡り鳥の死亡が確認された青海省玉樹県と同じ飛行ルート上に当たる。国家鳥インフルエンザ参考実験室は24日、死亡した渡り鳥のサンプルからH5N1型高病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出されたと報告した。
現在までに同2カ所では、インドガンやアカツクシガモなど合わせて399羽の死亡が確認された。発生地はいずれも海抜の高い寒冷地で、周囲に人家は少なく、家畜も飼われていない。
「人民網日本語版」2006年5月25日