メディアの注目する「時の人」となった、科学技術分野の人物に贈られる称号「神舟神箭杯2005年度中国10大科学技術新聞人物」の授与式が28日、北京の人民大会堂で行なわれた。専門紙「科技日報」と中国航天科技集団の主催で、全国的なメディア15社や国の科学技術部門などが参加した。
今回選出されたのは、次の11人。(敬称略)
トウ中翰:国内で初めてコンピューター中央処理装置(CPU)の独自開発に成功した。3分野に精通する研究者でもある。(トウは「登」に「おおざと」)
トウ亜:インド洋大津波の被災者に「帰宅」の道を示した。女性科学者。(トウは「登」に「おおざと」)
王春生:7度にわたる海洋での科学調査を実施。「グローバル科学考察首席科学者」を務める。
王厚徳:バイオテクノロジー専門家。国連「特別貢献賞」を受賞した。
史占華:海底パイプライン敷設工事のために、掘削機械の独自開発に成功。同分野では世界にも知られる第一人者。
張慶君:副総設計師として、若手ながら「神舟6号」のサポートに活躍。
宗保寧:2005年、全国でただ1人「国家技術発明賞」1等賞を受賞。
費俊竜、聶海勝:ぴったり息の合った連携で、中国による2度目の有人宇宙飛行を成功させた宇宙飛行士。
戦嘉瑾:カラーテレビ向けのチップを、国内で初めて自主開発した。
郭三堆:長江流域の大半で、綿花栽培のモデルを改善した綿花専門家。
「人民網日本語版」2006年5月29日