黄土を突き固めて築かれた帝陵と副葬墓からなる寧夏回族自治区銀川市の西夏王陵遺跡は、千年以上の歳月を経て、自然による風化と人為的な破壊に遭い、現在広い範囲で崩壊の危機にあるため保護が急がれている。「東方のピラミッド」と称えられる西夏王陵には9基の帝陵と253基の副葬墓があり、国家重点保護文化財に指定されている。中国政府は2000年、風化防止のため3号陵の壁に化学薬品の吹き付けと注入を実施。1、2、4、6号陵には、風食によってできた底部の空洞を、土のブロックで埋める措置をとった。しかし他の帝陵と副葬墓は保護作業が行われておらず、黄土で築かれた陵台、塚、小城などの一部は崩壊し、広い範囲で崩壊する恐れもあるという。
写真1:西夏王陵副葬墓の塚。底の部分に風食によってできた1メートル以上の空洞が見られ、いつ倒壊してもおかしくない=5月26日撮影
写真2:西夏王陵の陵台の一つ。常に崩壊の可能性がある=5月26日撮影
「人民網日本語版」2006年5月29日