中国銀行業監督管理委員会はこのほど、東北地方の旧工業地域の振興に向け、複数の外資銀行に同地方での拠点設置を承認したと明らかにした。
3月31日現在、外資9行が瀋陽市、大連市に計9カ所の支店を設けている。うち6カ所で人民元業務の取り扱いが認められ、中でも香港上海匯豊銀行(HSBC)、東亜銀行、南洋商業銀行の大連支店では、中国系企業向けの人民元業務の取り扱いも可能だ。代表所は7行の計8カ所。このほか、黒竜江省で4カ所、瀋陽市で1カ所の外資行代表所の設立が申請中。瀋陽市では2行が支店開設を申請中だ。同委員会は現在、審査検討を前向きに進めている。
「人民網日本語版」2006年5月31日