北京市環境保護広報教育センターは4日、毎月1回のノーマイカーデーを設けることに関するアンケート結果を明らかにした。回答した1142人のドライバーのうち、6割を超える人がノーマイカーデーへの支持を表明。「マイカー族」の4割強が「世界環境デーには、バスや地下鉄の利用、または徒歩など、環境に配慮した交通を利用する」と答えた。「首都に1日でも多く青空を取り戻すため、マイカー使用を月1日減らそう」という呼びかけに、多数の市民が賛同していることがうかがえる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
ノーマイカーデー運動は5月15日にはじまった。5月28日の海淀公園でのテーマイベントでは、マイカー所有者の会132団体が、6月5日の世界環境デーの記念として、マイカー使用を控えるよう呼びかけた。同運動に対するドライバーたちの姿勢を客観的に知るため、北京市環境保護広報教育センター5月31日、無作為抽出方式により同市都市部8区の駐車場を利用したドライバーを対象にアンケート調査を行った。用紙を配布した1150人のうち、有効回答1142人分が回収された。
アンケートでは、回答者の62.3%が、毎月1日のノーカーデーを設けることに賛同を示した。21.6%は「1日だけでは何も効果も意義もない」とし、16%が模様眺めの姿勢を示した。
また、世界環境デーにはマイカー使用を控えるとした人は40.5%だった。うち半数以上が出勤にバス・地下鉄を利用すると答え、15.3%が徒歩で出勤するした。
「人民網日本語版」2006年6月5日