7月1日には青海省の西寧市と西蔵(チベット)自治区のラサ市を結ぶ青蔵鉄道が試運営に入ることになる。西蔵自治区旅遊局の予測によると、青蔵鉄道開通後の観光客の数は毎日3000~4000人増え、青海省経由で西蔵自治区に入る観光客は毎年延べ40万人増えると見込まれている。そのため、多くの人びとは青海・チベット高原の自然環境の保全に懸念を示している。
青蔵鉄道公司の馬保成副総経理は次のように語った。青蔵鉄道公司は鉄道沿線の各観光スポットの環境保全について行き届いた手配をしている。沿線の主要な駅には汚水処理場とゴミ堆積場を設置し、それを一週間以内に格爾木(ゴルムド)に運んで処理することになっている。列車内の汚水とゴミも沿線に排出せず、必ずゴルムドとラサに着いてから処理する。車内にはゴミの収納システムを設け、先進的な圧縮技術を採用して、ゴミを圧縮処理することになっている。
「チャイナネット」2006-6-12