中国司法部の張福森部長は2月7日北京で、全国人民代表大会(全人代)常務委員会で採択された「裁判官法」および「検査官法」改正案によると、裁判官と検査官の初任および弁護士資格の取得について統一した司法試験制度を実施することになり、これは国家統一試験制度の確立を示すものである、と語った。
これは、張福森氏が国務院新聞弁公室主催の記者会見の席で明らかにしたものである。
張福森氏は次のように指摘している。国家統一司法試験制度の確立は、法律に基づいて国を治め、社会主義の法治国家を建設する基本方策を全面的に実施するうえでの必然的な要請であり、司法改革の重要な措置でもあり、資質の高い司法従業者と弁護士陣の建設に重要な制度面の保障をもたらすに違いない。また、より高い次元から見れば、国家統一試験制度の確立と実施は、中国の司法改革を促し、科学的かつ合理的な、中国の国情に合った司法制度の確立にもたらす影響も小さくない。
伝えられるところによると、第一回の国家司法試験は今年の3月30日、31日に全国で行われ、これまですでに34万人余りが願書を提出している。
「チャイナネット」 2002年2月9日