中国最大の地域間技術移転協力組織となる「環渤海技術転移連盟」がこのほど発足した。北京市科学技術委員会と天津市、河北省、山西省、内蒙古自治区、遼寧省、山東省の技術市場管理部門が参加する。
専門家は、同連盟の発足は、環渤海湾地域における技術の産業化に向けた環境整備、工業やテクノロジー産業の発展促進を進める上で、重要な意義があり、特に天津・浜海新区の発展に役立つとみている。連盟は今後、参加する7つの省・自治区・直轄市で、技術移転にかかわる企業等への公的サービス・誘導の強化や、各地の科学技術管理部門による地域間協力システムの構築を助けると見込まれる。また、同地域の技術移転産業協会や技術サービス会社に対する支援にも、より大きな展望が期待される。
北京市科学技術委は今後、技術市場における北京市の優位性を活かし、環渤海技術転移連盟の機能拡充や強化を図りながら、全国的な技術取引ネットワークの構築を模索していく。
「人民網日本語版」2006年6月13日