上海協力機構の実業家委員会が14日、上海で発足した。商工業フォーラムと実業家委員会の設立式典には唐家セン国務委員が出席し、次のようにあいさつした。

上海協力機構実業家委員会の設立で、各国の企業間の直接交流と協力の促進に向け、良いプラットフォームができた。中国は道路交通網、電気通信網、電力網といった、域内各国が共同参加し、利益を共有できるネットワーク型プロジェクトを重点的に推進するよう、提案する。可能な限りの融資や援助を提供し、プロジェクトの資金調達を進めたい。

中国は、各国の影響力ある専門研究者が、上海協力機構の枠組みでの地域経済協力について踏み込んだ共同研究を行い、より深いレベルの地域経済統合計画の実行可能性を科学的に分析し、地域経済協力がさらに高い目標にと踏み出すよう促すことを提案する。

▽上海協力機構実業家委員会

加盟各国の実業家委員会で構成。経済貿易・融資・科学技術・エネルギー・交通・通信・農業などの分野における、加盟各国の協力と発展の促進を主眼とする。

「人民網日本語版」2006年6月15日