青蔵高原の奥地にそびえる崑崙山脈の唐古拉(タングラ)山は標高が7千メートルを超える。唐古拉はモンゴル語で、「雄鷹でも飛び越えられない高い山」を意味している。高地のため空気が薄く、気象条件も厳しい。連綿と続く雪山には生命の存在が感じられず、神秘的である。鉄道の世界最高点(海抜5068メートル)となる唐古拉山の峠付近には、こちらも世界最高点(海抜5068メートル)の鉄道駅である唐古拉駅がたたずむ。駅には見物台が設置されており、観光客は心ゆくまで壮麗な雪山の風景を楽しみ、また青蔵高原独特の眺めを写真に収めることができる。
「人民網日本語版」2006年6月22日