青蔵高原に位置する青海省格爾木(ゴルムド)市は、半世紀前には知る人も少ない荒野の町だった。現在では、工業の基盤に支えられ、美しい風景に恵まれたゴビ(砂礫の広がる土地)の新都市に生まれ変わっている。
格爾木市の面積は12万平方キロメートル強、人口は20万人余りで、西蔵(チベット)や四川、新疆、甘粛の各地を結ぶ交通の要衝だ。カリウム、ナトリウム、マンガン、リチウム、石油、天然ガス、金など50種余りの鉱産資源に恵まれる。近く開通する青蔵鉄道は、同市と西蔵自治区の拉薩(ラサ)市を直結する。鉄道の開通により、交通・工業の基盤を持つ同市の経済発展はさらに促されるだろう。
「人民網日本語版」2006年6月27日