中国自動車工業協会の蒋雷常務副会長によると、諸外国・諸地域の多国籍企業は2007年末までに低コスト国から500億ドルの自動車部品を調達することになっており、そのうちの70%は中国企業からのものとなる。
中国自動車工業協会のデータでは、投資の面で、2005年だけで中国側と投資契約を結んだ世界の部品メーカーは90以上に達し、契約ベース投資額は40億ドルにのぼり、2004年の3.2倍となった。世界著名な部品メーカー、例えば、デルファイ、ボッシュ、ビステオン、リア、イートンなどのメーカーはいずれも中国で合弁あるいは独資企業を設立している。過去5年間に、中国の自動車部品輸出額は6.6倍増え、2005年における中国の自動車部品輸出額は85.3億ドルに達した。
今や、中国の自動車部品生産はすでにメンテナンス用部品から相手先ブランド(OEM)市場へ、低付加価値製品から高付加価値製品へとシフトしつつあり、中国のいくつかの独自ブランドが国際調達システムに組み入れられたことは特に注目すべきであると言えよう。
「チャイナネット」2006年7月5日