中国農業部はこのほど、2020年までに、中国の農業基礎科学および先端技術開発が著しく向上し、いくつかの世界的に波及効果の大きい科学技術成果を収め、農業科学技術の寄与率が63％達成を実現し、農業科学技術のトータルな実力の面で世界の前列に入る目標を掲げていることを明らかにした。

農業部の計画によると、向こう15年間に中国の農業科学技術自主革新の主な目標は次の通り。

1、スーパーハイブリッド水稲、遺伝子組み換え高病害虫抵抗性綿花、遺伝子ワクチンなどの研究分野において世界をリードする優位を保ちつつ、農業の特色のある種などの育成で突破を図り、農産物の安全生産、農業動植物の大きな損害の抑制、農産物加工・生態環境整備などの面でいくつかのコア技術を確立し、近代的農業生産技術システムを構築する。

2、農業機械のコア部品および農業設備研究での突破を図り、中国の大型、インテリジェント化の農業・牧畜業設備の自給率を高める。

3、農業ハイテク化研究および産業化を加速させ、いくつかの重要なオリジナル革新成果を収め、世界農業の先端学科および基礎研究分野で重要な位置を占めるようにする。

4、いくつかの世界一流の農業科学研究院・所および農業高等教育機関を作り上げて、国際競争力のある先導企業技術研究開発センターを設立し、安定的かつ高効率の技術革新体制を整える。

「チャイナネット」2006年7月18日