国防科学技術工業委員会は22日、国内初の宇宙育種衛星「実践8号」の完成時審査を行い、同衛星の打ち上げへの使用を承認した。同衛星は9月上旬、酒泉衛星打ち上げセンターからキャリアロケット「長征2号丙」で打ち上げられる。15日後に地上へ帰還する予定。
「実践8号」による研究では、十分な実績を誇る中国の帰還型衛星技術と、遺伝子変異誘発技術とを駆使する。宇宙育種の研究を掘り下げるとともに、地上で行われたシミュレーション環境での実験とも照らし合わせながら、宇宙育種技術のメカニズム、方法、理論を模索し、優良種の開発を目指す。
「人民網日本語版」2006年7月23日