国家減災委員会弁公室が24日16時までにまとめた数字によると、今月中旬に中国大陸に上陸した台風4号による被害は浙江、福建、江西、湖南、広東、広西の6省・自治区に及び、あわせて612人が死亡、208人が行方不明となっている。自宅を離れて避難している被災者は306万8千人に上る。台風4号で深刻な洪水被害を受けたこれらの地区では、再び台風5号の襲来に備えた準備が進んでいる。
民政部の救災救済司によると、台風5号は近く福建省の海岸に上陸する可能性が高い。同省の民政庁は23日夜、「特大自然災害緊急対応行動」を発動し、1万2千張のテントを用意した。各レベルの政府でも民政部門が、災害救助に充てる資金のほか、毛布5万枚、衣類8万着、30万人の5日分に当たる食料などを用意している。
「人民網日本語版」2006年7月25日