国務院台湾事務弁公室交流局の戴肖峰局長が1日に公表したデータによると、今年の上半期、中国大陸・台湾間の人的往来数は過去最高を記録した。台湾から中国大陸へは延べ210万人近くが訪れ(前年同期比3.98%増加)、大陸から台湾へは延べ9万2千人以上が訪れた(同17.38%増加)。大陸側の人員が台湾へ赴いての交流活動は約3割増加し、あわせて3300回近く行われた。これらにともなう大陸からの訪問人数は延べ1万7千人(同25.8%増)。
戴局長によれば、今年の上半期、(台湾海峡)両岸の各分野での交流は今までにないほど活発であった。文化交流、大学など高等教育機関の交流、スポーツ交流、保健・衛生分野での交流、労働組合の交流、民族・宗教的な交流、社会科学分野での交流、地方政府レベルでの交流はそれぞれ更なる進展を遂げた。
戴局長は次のように述べた。
大陸住民の台湾旅行解禁と台湾へのパンダ贈呈という2つの活動は、祖国中国大陸から台湾の同胞への厳粛な約束であり、積極的に推し進めている。大陸住民の台湾旅行のための関連準備はすでに完了しており、台湾当局に対して、台湾の民間団体にいち早く大陸部で協議する権限を与えるよう呼びかけている。
また、台湾へパンダを贈呈するとした去年の発表は、台湾の多くの人々、特に子供たちからの絶大な支持を得た。しかし人々の望みとは裏腹に、台湾当局からは今に至るまで良い返事を得られていない。そんな中ではあるが、台湾のパンダ専門家が大陸で技術研修を行い、ノーハウを学び、パンダが台湾へ渡る準備を行うよう、われわれは今年、変わらず要請していく。台湾当局は一刻も早く、台湾の人々の強い期待に応えてほしい。
「人民網日本語版」2006年8月2日