8月4日、中国農業部は「全国の農業と農村部経済発展の第11次五カ年計画(2006年-2010年)」を発表し、「第11次五カ年計画」期に、主な農産品の供給量が着実に伸びるテンポを確保し、年間の食糧総合生産能力が5億トンに達し、農民の収入が年間5%増となる目標を打ち出した。
社会主義新農村の建設のトータルな要請に基づき、わが国の農業と農村部の経済発展のテンポと条件を全般に考慮したうえでの「第11次五カ年計画」期に、農業分野での主な目標は次の通り。
(1)主な農産品の供給量が平穏に伸びること。食糧の栽培面積が少なくとも1.0333億ヘクタールに達し、年間の食糧総合生産能力は5億トンとなり、綿花、植物油の原料となる作物および製糖用作物の生産量はそれぞれ680万トン、3200万トン、1.2億トンに達すること。
(2)農産品の地域間配置はより合理化し、優位を生かした農産品の産地が一応の規模を保ち、農業の産業構造の充実化を促し、農村部の企業の新規増加就業者が年間250万人を上回り、出稼ぎ労働者は年間500万人増となること。
(3)農業の科学・技術分野でのイノベーション、農業技術の生農業生産力への転化、それを利用する能力がさらに上昇すること。わが国の農業科学・技術のイノベーションメカニズムを構築し、科学・技術の進歩の農業発展への貢献率が5%増になることを目指す。
(4)農民の自らの発展能力がさらに強化されること。さまざまなトレーニングを受ける農民の数は1億人に達し、農民の収入は年間5%増に達すること。
「チャイナネット」 2006年8月4日