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劉淇氏が語る北京五輪(2) 建設事業の透明性確保

2008年北京五輪の開催まで、まもなく残り2年に迫る。中国共産党中央政治局の劉淇委員(北京市委員会書記、北京オリンピック組織委員会主席)が、主要な全国メディアによる共同インタビューに応えた。記者との一問一答は次の通り。

――五輪関連施設の建設工事について、どのように「陽光工程」(透明性の高いプロジェクト)の実現を確保するのか。

まず、われわれはすでに五輪「陽光工程」計画を発表し、あらゆる五輪関連工事について、計画から設計、施工までを公開している。事業の決定、計画、立ち退きと取り壊し、入札にいたるまで、全てを透明にし、不透明な行為を排除している。次に、組織機構に対する監督・検査の強化が挙げられる。オリンピック組織委員会の成立後すぐ、監督委員会も発足した。同委には国家監察部などの部門が参加し、オリンピック委員会の内部、五輪競技場の建設指揮部にそれぞれ監督部門を置いている。三つ目に、監査の強化が挙げられる。国家審計署(会計監査部門)はオリンピック委員会の全てのプロセスについて監査を行う。また、国家審計署と北京市審計局は、競技場建設について重点的な監査を行うほか、主要競技場については全プロセスの追跡監査を行った。これにより、適正な資金投入を保証し、工事が常に監督下に置かれるよう図っている。入札や材料品質の監督体制も強化した。請負会社が競技場の品質確保の責任を負うほか、品質監督部門も業務として競技場の鋼材、セメントなどの建築材料のサンプル調査を行い、品質への監督や検査を行っている。このように2方向から監督を行うことで、五輪競技場の工事が常に管理された状態にあるようにしている。企画、設計、建設のすべてを公開された状態にすることで、透明性を実現する。

「人民網日本語版」2006年8月7日

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