海外の先端農業技術の導入を目指す「948計画」の第11次五カ年計画(2006~10年)期間における活動スタート式が20日、北京市で開催された。式典に出席した農業部の危朝安副部長はスピーチの中で、「2010年までの5年間、中央政府は同計画実施に向けて毎年1億1千万元を継続的に拠出し、中国の農林業製品の開発能力、水利設備の開発能力、農業の危機管理力、生態環境建設能力を全面的に向上させる」と述べた。北京の日刊紙「京華時報」が新華社の情報として伝えた。
専門家の試算によると、同計画に実施により、中国の農業科学研究の多くは、その開発にかかる時間が10~15年ほど短縮され、研究費も30~50%ほど節約できる。中国の農業科学技術の全体的水準は世界の先端レベルに比べて10~15年ほど遅れているが、これも7年ほどに短縮されるという。
「人民網日本語版」2006年8月21日