日本の北陸大学(金沢市)孔子学院はこのほど、教員と生徒、留学生、および北陸地方の高校生、高校教師からなる135人の代表団「北陸大学孔子学院遣中使節団」を組織し、中国へ視察に訪れた。8月20日~29日までの日程で、北京、上海、大連、南京、済南、蘭州、西安、瀋陽などを訪れる。使節団の代表は北陸大の北元喜朗理事長、団長は同じく中川幸一専務理事が務める。
一行は25日、全国人民代表大会常務委員会の許嘉ロ副委員長と人民大会堂で会談した。許副委員長は次のように述べた。
中日関係は現在、難しい局面に陥っている。両国国民が共に努力し、「歴史を鑑(かがみ)とし、未来へ向かう」の精神で友好関係を引き続き発展させていくことを私は願っている。「歴史を鑑に」という言葉が指す歴史とは、1930~40年代の両国に災難をもたらした戦争だけを指すのではなく、2千年に及ぶ中日両国民の交流の歴史を意味している。今ある困難は越えられると思う。中日両国民は友好的、平和的、安定的、幸福的姿勢で「未来へ向かう」べきだ。そしてその未来は両国の若者たちのものだ。彼らが中日友好の継続という重要な任を背負い、共に維持していく必要性はさらに大きい。
写真(1):許嘉ロ副委員長(写真右側)と会談した「北陸大学孔子学院遣中使節団」一行
写真(2):天安門広場で記念撮影する「歴史・文化訪問団」
「人民網日本語版」2006年8月28日