寧夏回族自治区霊武市の恐竜化石遺跡では、26日までに、8頭の恐竜の化石が発掘された。

霊武市で発掘された恐竜化石は、1.6億年前のジュラ紀に生息していたといわれる大型竜脚類恐竜のものである。霊武市恐竜地質公園管理局によると、化石遺跡１号と2号の穴で発掘された恐竜化石は胴体が大きく、その中、頭骨も完全な形で保存されており、22個の歯がついている竜脚類恐竜化石も含まれていた。それに対して、3号の穴で発掘された恐竜化石が、胴体が比較的に小さな、まだそれほど年をとっていないものであった。

霊武市の恐竜化石はディプロドクスであることが研究で明らかになり、これが発見されたのはアジアでは初めてである。

中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の専門家によると、霊武市恐竜化石の遺跡は、近年においては中国の竜脚類恐竜化石の発掘の最も重要な場所の一つである。この遺跡は埋蔵面積が広く、分布も集中していて、恐竜化石の骨格のほとんどはある程度絡み合って埋蔵されており、化石の保存状況もほぼ無傷であった。こういう状況は、竜脚類恐竜化石の発見としては珍しいものである。

この遺跡での発掘はまだ続いているので、より多くの化石が発見される見込みである。

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新疆ウィグル自治区の昌吉自治州では、マメンチサウルスの化石が発見された。その首が15メートルの長さで、今のところ世界最大の恐竜の首の化石である。恐竜の全長は35メートル以上にのぼり、アジアで最大の恐竜と見なされる。

これまでアジアの最大の恐竜化石とされていたのは、この付近で発見された「中加マメンチサウルス」であり、全長が26メートル。

写真1：1号の穴に埋蔵保存されていた完ぺきな恐竜の尾椎骨化石、中国科学院の専門家が丁寧に修復を行っている
　写真2：２号の穴の発掘の現場
「チャイナネット」2006年8月29日