9月5日、現在北京で最大の地下鉄駅となる、五輪支線折り返し区間と10号線との乗り換えターミナル駅――パンダ環島駅の区間が貫通した。これは五輪支線の全線貫通を意味するものである。

パンダ環島駅は、北第四環状道路と北第三環状道路の間、北辰路通りと北土城路通りの交差点一帯にあり、10号線と五輪支線を結ぶ重要な駅であり、2008年の五輪期間、五輪競技施設に向かう駅でもある。

施工現場で見ると、五輪支線は地下3階、10号線は地下2階にあり、二つの地下鉄線が、パンダ環島駅で標準的な「十」の字の形で交差することになっている。パンダ環島駅の建築総面積は、2.7万平方メートルで、開放式掘削で施工され、工事の総建築費用は2.67億元。

5日に全線貫通した五輪支線は、全長5.91キロで、北京の南北方向の中軸線の地下、五輪大会の中心エリアにあり、全部地下にある。五輪支線は全線4つの駅が設置され、北から南へは、それぞれ五輪スポーツセンター駅、五輪公園駅、森林公園駅、パンダ環島駅である。これは五輪中心エリアの唯一の地下鉄線である。全線は、10月1日にレールが敷設され、2008年2月に10号線との設備の刷り合わせが完了し、2008年の五輪大会の前に開通する予定である。

北京の地下鉄10号線は、まず東西方向、そして南北方向、また東西方向へと走る半環状線であり、海淀、朝陽、豊台など三つの行政区を経由する。工事は、二つの段階に分かれ、第一段階は万柳駅から劲松駅までで、五輪支線は10号線第一段階工事の一部分であり、パンダ環島東側の安定路駅で10号線とつながる。地下鉄10号線の第一段階の工事の線路は長さ24.59キロで、22の駅が設置され、全部地下の駅である。

「チャイナネット」2006年9月8日