中国指導者、全人代と政治協商会議の審議と討議に参加
 

全国人民代表大会は3月5日北京で開幕した。

午後、会議に参加した各代表団は、朱鎔基首相の政府活動報告を審議し始めている。

北京で全国政治協商会議に参加している政治協商会議の委員も政府活動報告をめぐって討議を行っている。

午後、江沢民、朱鎔基、胡錦涛、尉健行、李嵐清など国と共産党の指導者もそれぞれ全人代や政治協商会議の審議と討議に参加している。

江沢民主席はその発言で農業、農村、農民の問題を重点的に話し、「これは、中国の改革開放と現代化建設のすべてに関わる最も重要な問題である。農民収入の増加、農民の負担軽減を確実に実施することは、農村の基本政策実施における出発点と目的である。ここ数年、中国は農民の収入増加の面で少なからぬ措置を講じてきており、効果をあげているが、農民の収入増加は、徐々に実現するものであり、長期間にわたる艱難辛苦の努力が必要である。国の財力の増強に伴い、中国は今後、農民の負担軽減の面で更に多くの効果的な措置を講じていかねばならない」と述べた。

また江沢民国家主席は「各クラスの幹部は、全身全霊に人民に奉仕すると言う思想を確実に樹立するべきである。すなわち、人民のために困難を解決し、民主的に政策を決定することである」と述べた。

また朱鎔基首相は政治協商会議の経済界と農業界の委員と座談会を持ち、委員達の意見と提案を聴取し、「世界経済が低迷する中、中国がWTOに加盟したという新たな情勢の下で、中国は少なからぬ困難とチャレンジに直面しているが、発展のチャンスと有利な条件も多くある」と述べた。

また全人代常務委員会の李鵬委員長は審議に参加し「法律に基づいて社会主義法制国家の樹立と言う内容はすでに中国の憲法に組み入れられている。各クラスの全人代は司法監督にあたって、法に決められたプロセスを厳しく遵守しなければならない。中国の法律関係者は、自らの質素の向上に努め、司法の公正を擁護し、人民に確実に奉仕するべきだ」と述べ、さらに「中国のWTO加盟は、チャンスでもあればチャレンジでもある。情勢の要求に答え、関連の法律、法規を修正、制定し、中国の特色ある社会主義法律体系を完備なものにしていく」と述べた。

「CRI」2002/03/06

 

 
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