「中国中部および東北地域における投資のメリット紹介会」が9日午前、厦門(アモイ)で行なわれ、商務部の廖暁淇副部長は、「中国中部と東北地域の各産業分野における海外投資家の参与は経済の発達した沿海地域より大幅に少なくなっている」とし、「この差は今後の更なる投資チャンスと後発のメリットがあるということだ」との見解を示した。
中部地域は2005年、3752件の新規外資プロジェクトを誘致、契約ベースの外資導入額は前年同期比27%増の160億ドルとなっている。同じく東北地域は3320件の外資プロジェクトを誘致、外資導入額は同60%増の171億ドルであった。
中部と東北地域の今年1月~7月における外資導入額はそれぞれ、前年同期比約2割増の99億ドルと74億ドルとなっている。
廖副部長はこれらの地域へのサポートを表明した。「中国はこれからも、経済政策、資金投入、産業発展などの各方面で、引き続き中部と東北地域に対する支持を強めていく。多国籍企業は、中国中部の発展と東北工業基地の振興に関連するプロジェクトに参加することで、国内企業と互いに利益ある関係を築き上げることができるだろう」
「人民網日本語版」2006年9月11日