浙江省工商局に最近、寿司を食べた後に胃腸の具合が悪くなったとして、寿司の品質を疑問視する声が多数寄せられた。同局はこれを受け、杭州市内のカルフールが販売する寿司に対し、抜き取り検査を実施した。中国新聞のウェブサイトが伝えた。
中国水産品加工食品品質監督検査センターで検査したところ、サンプル中に品質合格品は1つもなく、細菌総数、大腸菌群、かび数などがいずれも許容値を大幅に超えていた。浙江省工商局は、食品安全上の深刻な危険が明らかになったことを受け、省全域を対象とする特別対策に急ぎ着手するとともに、寿司の購入は慎重にし、体に異常が現れたらすぐに食べるのを止め、地元の工商部門に報告するよう消費者に呼びかけている。
「人民網日本語版」2006年9月18日