北京市は2008年の北京オリンピックの安全を確保するため、約1200万元を投じて、放射能・細菌・化学物質による汚染を検査測定、鑑定、処置できる機能を持つ災害救援車両2台を新たに導入する。北京市消防局李進副局長が17日明らかにした。中国新聞社が伝えた。
李副局長によると、北京市消防部門は海外から先進的な装備を大幅に導入する計画で、その一環としてさきに、1500万元を投じて地下鉄・公道両用の消防車を購入している。地下鉄トンネル内でのさまざまな火災事故に全面的に対応する。
北京市は向こう2年で引き続き消防士など人員の補充をはかる。最近新たに加わった2250人を含め、すでに約6700人の消防士が確保できていると李副局長は話す。オリンピック時には、北京市は全国で最大規模の消防隊を擁することになる。大会会場で火災や危険な状況が発生した場合の現場到着目標は、主力部隊で1分、周囲の増援隊で5分と設定している。
「人民網日本語版」2006年9月18日