国家民族事務委員会の丹珠昴奔副主任は21日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、「中国は少数民族の文化遺産の保護に非常に力を入れている」と述べ、この50余年来、あわせて百万余種の少数民族の古典を収集し、5000余種を出版したことを明らかにした。

中国はまた、西蔵（チベット）自治区の布達拉（ポタラ）宮、新疆ウィグル自治区のキジル千仏洞など、少数民族の重点文化財や古跡の保護修復への投資にも力を入れている。このほか、博物館の建設や少数民族の伝統的なスポーツ、伝統的な医学・薬学の発掘と整理への投資も行われている。

中国で現在少数民族文字による図書の出版を行っている各種出版社は32社あり、20余種の民族文字による図書が年に4000種以上出版されている。このうち、各種民族文字による期刊のものは223種、少数民族文字による新聞は99種に上る。

「人民網日本語版」2006年9月22日