中国国連調達促進会が24日発足した。同会は中国企業と国連の橋渡しとなり、企業に国際標準の入札案内製作を援助するほか、言語上の問題の解決、資金・技術面の援助をしていく。
国連の調達・サービス促進所の雷宇副所長は、国連調達のサプライヤーになれば、国連の調達データーベースを活用することができるようになるとした。これで毎年の調達額を共有できるほか、国連加盟国に通じる「通行証」を得られることがさらに大きなメリットとなるという。「中国企業は今よりも簡単に海外の大手企業と調達協力関係を結ぶことができる」と述べた。
国連事務次官補は同日、自ら調達チームを率いて発足式に訪れ、次のように述べた。
2004年と2005年の国連の中国調達はわずかに8400万ドルで、全世界の1%を占めるにすぎなかった。しかし、実際は大部分の商品は中国産で、発注の多くは中継貿易という形で欧州や米国などに集中していた。もちろん中継国の役割を否定することはできないが、このような間接的購入から今後は直接的購入に変更したいと考えており、中国企業と直接取引をすれば、効率も上がり、コスト削減にもつながる。
「人民網日本語版」2006年9月25日