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さらに化粧品4ブランドから禁止成分検出 香港

SK-IIの禁止成分含有問題が波紋を広げる中、香港の検査機関は25日、エスティ・ローダー、クリニーク、ランコム、クリスチャン・ディオールなど、欧米の4ブランドの化粧品からもクロムとネオジムが検出されたと発表した。

検査機関の担当者によると、クロムとネオジウムは、化粧品の生産過程で、ファンデーションの色成分、または水や空気中に存在するものと考えられる。これらの金属元素は欧州連合(EU)、日本、米国でも化粧品の禁止成分ではない。EUの「EU化粧品法例」は酸化クロム、塩化クロム、酸化ネオジム、塩化ネオジムの化粧品原料としての使用を禁じている。ただし、生産過程でやむを得ず生じる微量の残量の場合、通常の状況で消費者に影響が及ばない範囲なら、許容するとしている。

クリニークとエスティ・ローダーは米国のエスティ・ローダーグループ、ランコムはパリのロレアルグループの傘下企業。エスティー・ローダー(上海)商貿公司とロレアル中国公司は25日、それぞれ声明を発表した。エスティー・ローダーは同ブランドの該当製品は中国大陸部では販売しておらず、中国で販売中の製品は、いずれも国家衛生部と国家質量監督検疫検験総局(品質検査部門)が指定する検査に合格していると表明。ロレアルは、関連状況について香港側に照会中であるとした。一方、クリスチャン・ディオール中国法人の広報担当者は「今回の情報は香港有線電視台(ケーブルテレビ)の記者が一方的に報じただけで、国の権威ある機関が行った検査ではない」と強調している。

「人民網日本語版」2006年9月26日

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