曽培炎、中国は全方位、段階別に生態環境問題を解決
 

曽培炎・中国国家発展計画委員会主任は3月7日に、第9回全人代第5回会議の記者会見で、中国は措置を講じて、全方位、段階別に環境保護と生態環境建設の問題を解決すると発表した。

曽培炎主任によると、環境保護、生態環境の問題は中国経済の持続的発展を実現するかどうかにつながり、国民生活水準の向上にもつながっている。目下、中国は環境処理と生態環境建設を経済建設活動の中で非常に重要な問題として位置づけている。現在、環境保護と生態環境建設に対する重視程度はいままでない。環境保護と生態環境建設は西部大開発戦略を実施する目的の一つである。

この数年に、環境保護への投資が大幅に増え、中央政府と地方政府は財政予算から大口の現金を投下した。

 都市では大量の汚水処理とゴミ処理工事が発足され、自動車排気ガスの排出に対する制限に踏み切って、東部地区で石炭発電所の建設を中止することに決定した。農村では、長江中上流の森林伐採も停止し、大量の天然牧草地帯、湿地に対し必要な保護措置が実施されている。長江、黄河の傾斜地も大規模な森林化が実施されている。今年中に、耕地を林地に戻す面積が3500万ムー(1ムーは約6.667アール)、造林面積が3500万ムーに達し、合わせて7000万ムーに達するという。また、長江三峡ダム地区、「南水北流」工事に関する環境処理業務も進められている。

目下、環境保護においての問題点に対し、中国では歴史上残されてきた環境問題が多い。一部の地区では不合理的な開発と建設の現象が数回も禁じられたが止んでおらず、それに気候変化の影響を受けて、環境の悪化する傾向が根底から抑制されていない。一部の地区では生態環境の破壊程度が劇化されつつ、環境汚染も過酷で、人々の健康と社会の安定に悪影響を及ぼし、経済の発展も制約されている。上記の問題点に対して全社会が共同で関心を払って、解決に力を入れることが必要。

2002/03/10

 

 
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