国務院新聞弁公室は12日、「2006年中国宇宙白書」を発表するとともに記者会見を行い、中国国家航天局(航天:宇宙飛行の意)の孫来燕局長が中国の宇宙関連事業の発展状況と同白書の内容などについて説明した。
中国宇宙事業への資金投入に関して、孫局長は以下のように述べた。
宇宙事業への資金投入は、「神舟1号」から「神舟5号」までに約190億元、「神舟6号」に関しては10億元以下、月探査プロジェクトでは、現在行っている第1期プロジェクトで約10億元となっている。中国はまだ発展途上国であり、宇宙事業への資金投入は少ない。米国航空宇宙局(NASA)が来年、民間宇宙事業に投入する予算170億ドルと比べると、中国はその10分の1にも満たない。
「人民網日本語版」2006年10月16日