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北東アジア:3大変数が時局の推移に影響(2)

アジアと世界の関係はある程度改善されるだろう。韓国の潘基文外交通商相の国連事務総長就任は、アジアの重要性が日増しに高まっていることの重要なしるしだ。国連事務総長の選出は、地域持ち回りの慣行に従っている。潘氏の当選は、地域バランスの結果によるところ大きいが、アジアの地位の上昇が、これを確実なものとしたのも事実だ。国連事務総長は国連に対してのみ責任を負い、中立がその職務の基本原則ではあるが、潘氏の当選は、結局のところアジアの地位上昇に有利なニュースである。アジアは世界で最も経済発展が急速な地域であると同時に、政治・経済・軍事的対立が集中的に顕在化する地域でもある。朝鮮半島の核問題、レバノンとイスラエルの衝突、イラク戦争などは、すべてアジアで発生している。潘氏は長年韓国で外交活動に従事し、アジア問題をより理解しており、潜在意識でも自然と関心を抱くことから、アジアのさまざまな対立の解決を促すことだろう。潘氏の国連事務総長就任は、アジアと他の地域の関係の調整と協議にも非常に有益だ。(李文)

安倍首相の中韓訪問が、中日韓3国関係の段階的な改善をもたらし、朝鮮の核危機が中日韓3国の友好信頼関係を客観的に発展させるなら、3国間の経済貿易の繁栄、中日韓3国の自由貿易圏の建設促進、東アジア協力の加速に非常にプラスとなり、北東アジアと東アジアの国際的地位は大幅に向上することだろう。東アジアと西洋の不均衡状態が変化するに伴い、双方が望ましい互恵関係を発展させる機会と環境も、日増しに増加するだろう。

将来の北東アジア情勢は、日増しに悪化する可能性もある。朝鮮の核実験自体が、潘氏の当選と安倍首相の訪韓を標的とした意図を持つ。もし就任後の潘氏の、朝鮮核実験問題の解決への働きかけが足りず、安倍首相が中韓訪問後に小泉氏の伝統を踏襲し、アジア隣国に対する強硬路線を引き続き歩み、日本と中韓両国との関係が再び停滞、もしくは後退するなら、朝鮮による核実験の刺激の下、日韓両国は軍拡競争を繰り広げ、核兵器さえ相次いで開発し、さらに進んで中国とロシアの反発を招くかもしれない。もしこのような「ドミノ現象」が起きれば、朝鮮半島情勢を根本から揺るがすだけでなく、北東アジアの安全保障環境を深刻に悪化させ、北東アジアの国際関係の全面的な後退をもたらし、さらには世界の多くの国々が核実験の列に加わり、世界の平和と安定は非常に深刻な脅威に直面することになるだろう。これは、関係国がいずれも目にしたくない、共倒れの結末だ。それゆえに、北東アジア諸国、さらには世界各国の共同の自制と努力の下で、このような可能性が恐ろしい現実になることを防ぎ、避けることができるものと信じる。

「人民網日本語版」2006年10月17日

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