天山山脈の南側、山奥深くにある新疆ウイグル族自治区のキジル千仏洞は、3世紀に掘り始められたとされている。1万平方メートルにわたる色とりどりの壁画や、一部には彩色された塑像など貴重な文物が残されており、国の重点文物保護単位(重要文化財に相当)に指定されている。キジル千仏洞は今、重力作用による埋没や観光客の増加、自然環境の変化などが原因でひどく損壊が進んでおり、壁画の保護が急がれている。
写真(1):キジル千仏洞の外観
写真(2):一部洞窟内の傷ついた壁画
「人民網日本語版」2006年10月22日