石広生対外貿易経済合作部長、貿易保護主義に断固反対と表明
 

中国の石広生対外貿易経済合作部長は12日、全人代年次総会で記者会見し、反ダンピングの規定を濫用した貿易保護主義に断固反対するとの中国政府の立場を明らかにした。

石広生対外貿易経済合作部長はまた「中国は、世界の反ダンピング活動による最も大きな被害者である。これまで、中国の企業がダンピングしたと起訴された訴訟事件は合計485件に達しているが、先進国が提出した反ダンピング事件の多くは、反ダンピングの規定を濫用したものである」との考えを示し、中国は、WTO(世界貿易機関)の関連規定に基づいて、それらの反ダンピング規定を濫用した訴訟事件に対応する提訴を行い、中国の企業とその製品の利益を保護していくという姿勢を表明した。

また、WTOの新しいラウンドの交渉について石広生対外貿易経済合作部長は、先進国と発展途上国が平等に参与し、平等に交渉し、権利を平等に享受するべきであるという中国の見解を明らかにし、更に「新しいラウンドの交渉の結果は、世界貿易の発展、公平かつ公正な新しい貿易秩序の確立には有利であり、発展途上国や貧しい国々の要求と希望がより注目されるものとなると考える」と述べた。

CRI 2002年3月13日

 

 
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