中国人民解放軍の士官20数人からなる代表団が23日、日本熊本市の陸上自衛隊西部方面総監部を訪問、海沼敏明・陸将補らと会談し、日本側から自衛隊西部方面部隊の現状などについて説明を受けた。「東方早報」が報じた。
今回の訪問は、「笹川日中友好基金」が2001年以来実施している両国の国防機関相互訪問活動の一環として行なわれた。同基金の手配により、中国人民解放軍と日本自衛隊は2001年以来、中・青年士官の相互派遣と研修を行なっており、両国の軍事分野での交流を深めてきた。
笹川日中友好基金は今回の交流目的について、「自衛隊の防衛状況を中国側に理解してもらい、自衛隊が世界に対する脅威とはなり得ないことを知ってもらうこと」としている。
同代表団は今月末まで日本に滞在、日本各地の防衛施設を訪問するほか、久間章生防衛庁長官を表敬訪問する予定。
「人民網日本語版」2006年10月24日