中国人民銀行(中央銀行)が30日に発表した「2006年中国金融安定報告」によると、中国は積極的かつ確実に金融業の対外開放を進め、外資を導入する金融サービス業の株式比率、業務範囲、投資元の制限を適度に緩やかにしていく。
中国経済界は世界経済の不均衡、石油など資源価格の変動、国内経済金融の構造的矛盾、金融業の競争の激化および金融刷新に潜むリスクなど中国金融の安定に対する影響について注意を払わなければいけないと同報告では指摘された。
また2005年の時点で、中国で営業している外資系銀行は254行、うち154行は、あわせて25都市での人民元業務取扱の許可を得ていることが報告で明らかになった。
「人民網日本語版」2006年10月31日