中国は昨年実施した初の世界規模での大洋科学調査で、豊富なコバルト資源を擁する海底鉱区を発見した。現在は同鉱区での採掘に向けた申請準備作業が進められており、受理されれば中国にとって2カ所目の国際海域鉱区となる。国家海洋局が伝えた。
国際海域とは、国家の管轄圏外にある海床や海底の平坦地やその下の土層などを指す。総面積は約2億5170万平方キロ、地球の表面積の49%を占めており、戦略的価値がある金属資源、エネルギー資源、生物資源が豊富に含まれている。
現在、中国は太平洋の国際海域に、総面積7万5千平方キロの多金属結核鉱区をもっている。
「人民網日本語版」2006年11月6日