外商投資産業の構造をいっそう優れたものとし、外資導入の質と水準を高めることは、今後中国の外資導入政策の重点となる。このほど閉幕した米経済誌「ビジネスウィーク」主催の第10回CEO(最高経営責任者)年次総会で、商務部の馬秀紅副部長が明らかにした。
馬副部長は、「中国は今後、国民経済の発展と産業構造調整のニーズに基づいて、『外商投資産業指導目録』を適時調整し、省エネ・環境保護産業をいっそう強化していく」と述べ、奨励していくポイントとして、以下の6つを挙げた。
(1)外国企業による現代農業・現代サービス業・アウトソーシングサービス産業への投資
(2)外国企業による伝統的な産業技術の改善・グレードアップへの投資
(3)多国籍企業による中国での地域本部、調達センター、物流センター、運営センター、育成センターなどの設置
(4)外国企業による東北の旧工業基地への投資
(5)外商西進(中部と隣接する地域や西部地域に、外国企業による投資を誘致していく)プロジェクトの推進
(6)東部地域の開放型産業及び成熟した労働力・資源集約型産業と加工貿易の、中西部地域への移転
「人民網日本語版」2006年11月6日