北京市衛生局によると、市内の狂犬病患者10人は、7日までに全員死亡した。動物による市内の負傷者は、10月25日までに昨年同期比28.1%増の11万3167人に達している。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
「京華時報」は先月24日、今年北京市ではすでに10人の狂犬病患者が確認されており、うち9人は市外で感染し、残りの1人も市外から持ち込まれた犬により感染したことを伝えた。北京大学人民病院の狂犬病担当医は、現在の医療環境では狂犬病の確定患者は100%死亡するとして、動物に噛まれるなどした市民は、ただちに衛生局指定の狂犬病外来でワクチン注射を受けるよう呼びかけている。
「人民網日本語版」2006年11月8日