上海市消防局、上海市公安局軌道分局、上海リニア(磁懸浮)交通発展公司の共同主催による初のリニアモーターカー消防訓練が8日、実施された。上海「文匯報」が伝えた。
8日午後11時、上海リニア線竜陽路駅から約1500メートルの地点で、軌道上にあるリニアから突然、猛煙が噴き出した。訓練では、リニアの2番目車両における電器故障によって、引火したという想定という。リニアに装備されている火災警報システムによる火災状況の自動検測が行なわれた後、専務車掌がリニア運行コントロールセンターに「火災発生」を報告した。コントロールセンターは直ちに緊急試案プログラムを起動、応急対応プログラムに設定されたA線軌道中間部に事故リニアを停車させ、列車と軌道間の電源を切断、消防部門にも通報した。
このような予行訓練実習によって、非常事態下でのリニア乗務員と乗客の自己救済力を高め、上海公安消防チームの困難な火災の消火活動における組織指揮力を高めることが可能だと上海市消防部門はコメントしている。
「人民網日本語版」2006年11月9日